自画像を描く
自由課題製作
基本的なデッサン力(形態の把握、材質感の描写、構図・構成、など)が、身についていると思われる人を対象としたコースです。
2つの課題傾向(ルーム)を柱として、それぞれのモチーフ設定の自由度を高めた内容になっています。
じっくりと制作していただき、より充実した作品制作に向けてのアドバイスをおこなっていきます。
課題グループ
1:静物課題…卓上モチーフ(自由に設定、室内風景(部屋の片隅など))
2:人物課題…手を描く、自画像を描く、モデルを描く
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展開05-B-3
自画像を描く
自画像を描きましょう。
出来るだけ大きめの鏡に自身の半身(胸くらいまで)を映してじっくりと制作してください。動きやポーズに気をつけて、顔面だけになったってしまったり証明写真のようにならないように、構図を考えてください。また、制作する際の室内の光線状態などにも気を配ると良いでしょう。
似顔絵ではありませんから、無理に?美化するなどの気遣いは無用です。また、写真を撮ってそれを見ながら描く、写真模写ではいけません。
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投稿者:mirikuya57 |
投稿日:2007/10/29 |

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顔の起伏の描き方がわかりません。
あごと首のつながりも、
陰影と強いタッチでしか表し方をしりません。
どういう風にタッチをすればいいのか
具体的に教えてください。
もっと向上したいです。 |
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講評日:2007/11/02 |
すっきりとポイントを押さえたデッサンです。
顔面各部の描写も、必要なところに少ない作業で効率よく形を表現しています。いつもながら髪の表現が魅力的ですが、今回の作品は特にきれいに出来ていると思います。
顔の起伏の描き方については、まずは骨格(骸骨の形)を意識しながら、面の方向を観察してみましょう。名刺大程度の板を順番に顔にあてていきながら(なるべく広い面積が顔と密着する様に角度を工夫しながら)面の傾きや奥行き・方向などを確認してみると分かりやすいかもしれません。「面取り石膏像」というものをご覧になったことがあるでしょうか。(インターネットでもその画像が見られますので、是非見ておいてください。) 要はそのような「面がカクカクとしたような立体」を意識してみてください。
基本的にはそこで出来る面の流れ・方向とタッチの向き(流れ・方向)を合わせていく事で、タッチによって面を形成し・立体を表現していく土台が出来てくるといえます。(実際にはそれにクロスするタッチを重ねたり、タッチの長さを変えたりしながら正確な形に近づけていく作業を積み上げていくことによって、対象の形を描いていくことになります。)
それ以上に、「正しいタッチのマニュアル」のようなものがあるわけではありませんので、鉛筆によるグラデーションの作成、球・箱・筒など基本形態の描写などを基本として、植物・葉物野菜など有機的な形態の描写なども行いながら、形態観察の基礎的なことを踏まえて、自分自身のタッチを作り上げていくことが必要です。
絵を描くには、陰影も、強いタッチも必要です。
ただし、陰影についてはただ暗い・黒いということのみで終わるのではなく、どのようにどれくらい翳っているか、影の中の形はどうなっているか、などが追求される必要があります。タッチが強いこと自体はまったく問題はありませんが、それが荒さにつながったり調子のハーモニーを崩したりしないように、形や画面全体のバランスを見ながら、十分に詰めていくことが大切です。
他の人の投稿作品なども大いに参考にしましょう。 (U)
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投稿者:dango3 |
投稿日:2007/10/27 |

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いつも詳しく講評していただき大変勉強になります。また自画像ですが宜しくお願いします。今回はケント紙です。銀座のある画材店で「これ1本で濃淡を表現できる」が売り文句の8Bを購入したので試してみたく描いてみましたがHBとBも部分的に使ってしまいました。首の辺りに消しゴムかすが鉛筆に絡み汚くなってしまいました。 |
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講評日:2007/11/02 |
シャープでありながら色っぽい感じのする素敵なデッサンです。
新しい画材への挑戦など、意欲的に取り組んでいらっしゃるのもすばらしいことだと思います。
部分的に他の鉛筆を使用したとはいえ、基本的に1本の鉛筆で描いたとのことですが、シャープでありながら柔らかな調子の幅のある描写は見事だと思います。ただ、個人的にはあえて1本の鉛筆に絞って制作する必要性は特には感じません。(もちろんdango3が、あえて新しい画材のテストを試みての制作である事はよくわかっています。)濃淡の幅が広く描ける素材のようですが、調子の質の幅を広く作り上げるのには、これ1本で、というわけにもいかないのではないかといった印象です。スケッチなどに向いた画材ではないかと思います。
顔の描写はすごく良いと思います。若干、画面中央・おでこの左側から後頭部へ回り込むところの形がちょっとふくらみ気味で、頭部の形が微妙に歪んでいるかのような印象になってしまっているのが惜しいところです。
しかし、印象的な眼の表情・しっかりと観察された耳の位置・頭蓋骨の骨格などは、とても良く描けています。
その一方で、首・体の部分の表現で、いくつか気になる展があります。
ひとつは頭部から首・肩へとつながる形の描写です。ここは、前後の奥行きや傾きなど、首の形を描くのが結構難しい位置だろうと思います。
この作品では、首の背中に近い側(画面向かって右側の耳の下あたり)と首側(顎の下あたり)の距離感に不自然さを感じてしまいます。耳の下の首の長さが必要以上に短く見えてしまうことで、首が体に埋まってしまうような印象を与えてしまうことが大きな原因となっていると思われます。
ちょうど、うつ伏せの状態から頭を上げた時の首から肩へのつながりのような形の印象になってしまっています。
頭部と体とのつながる形・バランスがいまひとつうまく表現されていないのが惜しい、残念な点です。制作途中や完成前などに、時々作品から離れてみてみるなど、客観的に画面全体を眺めてみて、大きなバランス(頭と体の関係など)をチェックするように心がけてみてください。
評価に悩みましたが、ちょっと厳し過ぎるかなと思いつつも、ほとんど☆5つ・あと一歩といった感じの☆4つとさせていただきました。次回作も楽しみにしています。 (U)
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投稿者:mirikuya57 |
投稿日:2007/10/18 |

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なっとくいきません。
こんな絵をだすのは気がひけるのですが、
どこがどうわるいのか考えても
わかりません。
教えてください。 |
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講評日:2007/10/22 |
気持ちでは一生懸命にがんばっていても、作品は思うように仕上がってくれない、ということは残念ながら良くあることです。あせらずに、一つひとつ目標(制作上・技術上のテーマ)を絞って、じっくり、こつこつとやっていきましょう。そうすると、次にクリアすべき問題点が、作品から発見していくことが出来るようになります。
今回の作品では、まずは形のバランスの悪さが気になります。たとえば、目は一つひとつ良く描けているとは思いますが、両目のバランスを考えたときに、(モチーフである)目を見ている(作者の)視点(見る位置・角度など)が左右それぞれに異なるように感じられます。また、目と鼻の位置関係や小鼻の左右のバランス・鼻の高さ(隆起具合)などが自然に感じられません。逆に鼻が顔面にめり込んでいるように見えてしまうところもあります。口も他のパーツと比べた場合、そのスケール感が不自然に小さ過ぎる感じがします。
前回の講評でも述べさせていただいたように、それぞれの目立つ部分(この場合目・鼻・口などのパーツ)のみを単独で描くのではなく、それらの関係・つながりなどをしっかりと捉えていくことが大切です。そのためのポイントとして、頬やおでこなどの「緩やかな変化でありながら全体の構造や形のつながりを把握するには欠かせない部分」をしっかりと描写していくことが重要です。
頬の部分などに若干鉛筆の調子が乗っていますが、今のままでは秩序のない影に見えてしまうため、形が歪んで感じられてしまいます。しかしこれをきっかけに、もう少し辛抱強く丁寧に形の変化を観察して描いていきましょう。要は、この程度で終わらせずに、頭蓋骨という塊・立体を表現しきるつもりで、もっと鉛筆を乗せて・タッチを重ねていきましょう。黒くなることを怖がらずに、納得のいくまで形を追いかけてみてください。調子のバランスをちゃんとに意識しながら制作していけば、作品の色調は少々濃い目になったとしても、黒い肌にはなりません。 (U)
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投稿者:dango3 |
投稿日:2007/10/08 |

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こんにちは。しばらくご無沙汰している内に今月還暦を迎えて
しまいました。還暦を迎えた初老の疲れが溜まった顔になって
しまいましたが記念の一枚になりました。紙は普通のスケッチ
ブックですので鉛筆痕が荒れてしまいましたが後の祭りとなっ
てしまいました。ほとんど[B]〜[4B]を使用しました。
これがこの紙質に合っていたかは私には解りません、またもっ
と極端に明暗を付けたいのですがまだその冒険ができません。
宜しくご指導ください。 |
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講評日:2007/10/17 |
力強さの中にも、照り返しのデリケートな光線状態(画用紙からの反射光でしょうか)が美しく映える、爽やかな作品です。還暦、おめでとうございます。これからもこの作品のような、力強く若々しいデッサンの投稿を楽しみにしています。
鉛筆の痕自体はさほど気になるものではありません。紙の目(表面のでこぼこ)の効果を利用した表現として効果を上げている部分も多く見られます。
柔らかい鉛筆を中心に使用されているので、目が大きいタイプの画用紙に描いた場合は、どうしても紙の目の山部分だけに鉛筆が乗っていく傾向が強くなります。それが、ざらざらとした効果・荒い感触・ふわっとした(浮いた調子のような)感じなどを出してくれることにつながります。
適切な場所にそれらの効果を伴って描かれるときには、質感描写などに有効な表現効果となってきますが、ポイントをはずしたときにはその効果がマイナスに作用してしまいます。その場合、調子が浮いた感じに見えてしまうので、形が曖昧になりやすいですし、影の調子自体が汚れっぽく見えてしまうことが多くなります。
今回の作品で言えば、頭部から顔面・首にかけての影の部分にややそれらのマイナス面が出てしまっているように思います。特に顔の側面、こめかみから頬にかけての部分はその傾向が強く出てしまっていて、頬骨の形や耳へとつながる形の描写がやや物足りなく感じます。
このような部分はもう少し固めの鉛筆、HB・Hなどを使用したり、シャープに削った鉛筆の先端を少し筆圧を高めにタッチを重ねることで、グッと見やすく落ち着いた調子になるでしょう。
耳の位置(特に左耳)、左側の首の輪郭から肩にかけての形(つながりや厚み)にも、あと一仕事が欲しいところです。 (U)
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投稿者:mirikuya57 |
投稿日:2007/10/06 |

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本当に久しぶりに描きました。
前回、髪の毛についてくわしくおききしたので、
今回は髪の毛を丁寧に描きました。
目、鼻、口、髪の毛と丁寧に描いたつもりなのですが・・・ |
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講評日:2007/10/15 |
シンプルな表現ながら、しっかりと観察して描こうという姿勢が爽やかなリアリティーを感じさせてくれる、好感の持てる作品となっています。
コメントにあるように、特に注意を傾けた髪の毛の表現が、画面の中で効果的なポイントとなっています。目・口なども誠実に観察されています。
それらのポイントに加えて、今回の自画像では極端にポーズや表情を作りすぎていないことが、とても良かったのだろうと思います。そのおかげで、対象(鏡に映った自分自身)から目を離さずに、本当の意味でじっくりと観察することが出来たのではないでしょうか。ぜひ、この調子でがんばってください。
しかし一方では、描き込み不足・作業量の少なさも気になるところではあります。
顔面に関しても、目をはじめ各パーツ自体はなかなかよく描けていますが、その周辺や目立つパーツのない部分(頬や首など)のかたちを意識して描いていくと、よりしっかりとしたデッサンになります。目の下や頬などには軽く陰影がついてはいますが、骨格が把握できるような描写を試みてください。
骨格を・・・といっても、なにもごつごつとした顔を描くということではありません。デリケートな、柔らかな起伏であっても筋肉のつき方や、面の向き(方向性)などがしっかりと捉えられると、骨格・構造がリアルに感じられるようになります。
デッサンの極意は、そのような一見変化の乏しいような面やかたち、あるいは平らなかたちを表現しきる・描ききることにあると言っても良いと思います。
次回作での更なる進歩を楽しみにしています。
評価の星の数は前回と変わりませんが、内容的には前回が何とか3つに届いたところであったのに対して、今回の作品は限りなく4つに近い☆3つです。
次もがんばってください!! (U)
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