ティッシュペーパーの箱
規定課題製作
このコースでは、基本形態を描くことを中心にデッサンの初歩を学びます。デッサン初心者が気軽に参加でき、経験者が基本を徹底したい場合にも適したコースです。
ある程度、形を捉えることができるようになれば、これが描く自信と喜びにつながり、質感や量感の表現、構図へと発展します。そしてなにより絵としての魅力が生まれてきます。
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入門01
ティッシュペーパーの箱
箱のプロポーション(比率)とパースペクティブ(奥行き感)を正確に捉えてください.見えている3つの面以外に裏側の見えない面の形も想定して描きます.また,面の向きによる明暗の違いをしっかり把握するために,できるだけ一方向から光があたるような設定をしてください.
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投稿者:choco |
投稿日:2007/03/18 |

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初めてデッサンします。
余り良く分からないまま描きました。
ご指導の程、よろしくお願いします。 |
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講評日:2007/04/07 |
こんにちは。初めてのデッサンということで、まずは基本についてご理解ください。デッサンをする時に1.モチーフ(課題)の形をよく見ること2.モチーフの材質(質感)を表現すること3.光と影の表現4.モチーフが置かれている平面や空間にも気を配ること──を心がけてください。
ご投稿いただきましたデッサンにつきましては1.の形を表現することによく気を遣っていらっしゃいますが、見た目の印象を忠実に描写することに加えて、ご自身による分析も反映して描いてみてください。たとえば、箱の手前側の面が右に少し細くなっていてきれいな平行四辺形になっていないことに気付くと思います。多少の遠近感は出て良いのですが、全ての辺が平行と垂直で構成されている直方体であることを意識して描いてみてください。
2.の質感を出すというのは、この課題の場合、箱の紙の表面のスベスベしている感じやティッシュを取り出すフィルムの部分の透明感・柔らかさを表現することです。Hなどの硬めの鉛筆の芯先を尖らせて早いストローク(腕の動き)では硬い感じや表面の目が詰まったが出ますし、やわらかめの芯で先を丸くしてストロークを緩やかにするとやわらかい感じや目の粗い表面の感じが出ます。
3.は、光がどの方向から当たっていてどの方向に影ができているのかをよく見てみましょう。影の部分もただ真っ黒ではなくて一つの影の中にも微妙に明るい部分や暗さが強い部分の差があるものです。それらもしっかりと描写することで、奥行きのあるデッサンになります。
4.は、この箱が置かれている平面を意識して描くことで、?の影の描写にも「同一の面の上にある」感じが表現できるということを意識して描いてみてください。
以上のことを考えながら、描き込みに集中しすぎずに時々少し離れて客観的に見ることも心がけてください。
初めから細かいことをあれこれと考えすぎると「モチーフの状態・様子をよく観察する」ことがおろそかになりますので、しばらくは上記4つのポイントを考えながら描くようにしてみてください。
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投稿者:sanryu |
投稿日:2007/03/26 |

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初めて投稿させていただきます。
初心者なのでどう練習すればいいのかもよくわかってないので、足りてない部分を補うための練習方法など教えてくださるとありがたいです
よろしくお願致します |
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講評日:2007/04/06 |
ティッシュ箱二つを組み合わせて描いた意欲作です。全体に柔らかな味のある画面のトーンが印象的です。
しかし、現状での問題点などを一つひとつ明確にしてステップアップしていくためにひとまず以下のことに気をつけてみてください。
1:とりあえず単体(ティッシュ箱1つ)で描きましょう。 2:背景を指でこすった調子で汚してしまうのは控えましょう。 3:鉛筆の硬さの違い(2Hとか3Bとかの記号で示されています)による色と効果の違いを意識しながら使うようにこころがけましょう。 4:投稿作品の写真は水平垂直をあわせましょう。
デッサンはモチーフや画面世界の雰囲気を掴むことも大切ではありますが、かたちや材質感を正確に描くことも重要です。そのためには「なんとなく感じが良い」ことに流されないように、対象物をしっかりと見つめて、形の成り立ちを理解しながら、具体的に描いていくことがポイントとなります。
ですから、画用紙の空白部分を漠然と塗ってしまうのではなく、具体的な背景空間(実際に見えるものやモチーフを取り囲む空間)を描くようにしたほうが良いでしょう。実際には鉛筆で描写せずに、紙の白のまま残しておく場合でもモチーフを取り囲む空間の広がり、その位置関係や光線状態などを具体的に意識してモチーフを描くことが必要になります。
白黒の画面であっても、鉛筆の性能を活かしてトーンの違いをしっかりと描き分けていくことで、色彩の感じられる作品になっていきます。
かたちに関する感覚も画面感覚、トーンのセンスも充分に持っている方だと思いますので、真正面からとことん取り組む姿勢で充分な経験を積んでいけば、すばらしいデッサンが描けることと思います。
次回作を期待しお待ちしています。
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投稿者:junnko |
投稿日:2007/03/17 |

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ご指導いただきました位置にてデッサンいたしましたご講評宜しくお願いいたします |
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講評日:2007/04/06 |
箱の三面が程よいバランスで見えて、形態感・調子の変化ともに比較的掴みやすくなったのではないでしょうか。
画像で見ると画用紙の波打ち・折れ跡のようなものを感じますが、実際にはいかがでしょうか?それらのせいだと思われますが、線の曲がり、調子のムラのようなものが若干気になります。作品の取り扱い、撮影のコンディションにも気をつけていきましょう。
構図のバランスがやや左下に寄ったように感じられます。画面の中心への配置を基本に、影の出来方やティッシュの出方なども考慮して、背景(紙の白い面)もバランスよく見える構図を探ってみてください。本番に入る前に、メモ的な簡単な下描きデッサン(エスキース)をいくつかしてみると、具体的に判断しやすくなると思います。
また、ぜひ積極的に箱の印刷模様・ロゴなども描くようにしてみましょう。それらの表面の要素を描くというのは難しいと思われるかもしれませんが、実際にはそれほどではなく、むしろ形を理解する・描く手がかりとなる点がたくさんあるのです。難しいということと手間がかかって大変ということは 似ているようですが、大きく異なります。見えるものすべてをありのままに描ききろうとする気持ちは何よりも大切ですし、その仕事の積み重ねが、色彩と調子についての意識や形をチェックするポイントの発見などにもつながっていきます。
この作品の場合でも、模様やロゴの傾き方や歪み方などで箱の面の方向や輪郭線のパースなどを確認するひとつの手がかりとなりますし、さらに全体に色味・トーンが豊かになりやすくなり、鉛筆のメリハリも利いてくるでしょう。
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投稿者:meg9346 |
投稿日:2007/03/28 |

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初めて投稿致します。美術科を志望する新中学二年生です。
箱とティッシュペーパーの質感の違いに留意して描いたのですが、ティッシュペーパーの方の質感がとても難しく苦戦致しました。
デジタルカメラが手元に無かったので投稿させて頂く画像はスキャナで取り込んだものなのですが、よろしかったでしょうか。
ご指導の程宜しくお願いします。 |
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講評日:2007/04/06 |
講評が遅くなり申訳ありません。
とても丁寧に描かれた好感の持てるデッサンです。
箱のプロポーションは的確です。ただ、パースペクティブの点で問題があります。
修正画像をご覧ください。上面奥がティッシュペーパーに隠れているので、線a’、線b’を延長して、上面の形状を確かめてみました。その結果、上面が奥にいくに従って広がる逆パースの状態になっていることが分かります。このような狂いの原因は視点の移動によります。上面奥を見る時に無意識のうちに上から覗き込んでいませんか。
ティッシュペーパーの質感に苦労されたようですが、細部まで細かな諧調の変化をよく観察されています。残念なのは、全体に明暗の調子の幅が狭いため、箱とのコントラストが十分に表現されていないことです。箱の上面と側面のように直角に平面が接する部分となだらかに曲面がつながるティッシュでは同じ陰影でも調子が異なります。同じティッシュでもシワの曲がり方、光源との角度、視点との距離で異なります。これらを矛盾なく、画用紙の白から鉛筆で表現できる最高の黒までのスケールにおさめなければなりません。
デッサンのポイントは形にしろ、明暗の調子にしろ、部分を他との関係で捉え、全体の中での位置づけをしっかりもたせることです。
基礎的なデッサン力はお持ちですから、以上の点に気をつけられると上達は早いと思います。
デジカメでの撮影はどうしても歪みを生じますので、的確に講評するためにはスキャナでの取り込みは大歓迎です。
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投稿者:cat06 |
投稿日:2007/03/15 |

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いつも、丁寧なご指導ありがうございます。
真剣に取り組むと取り組むほど、難しさが、わかるようになりました。写真のとり方もご指導のようにしてみました。
よろしくお願いします。 |
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講評日:2007/04/06 |
丁寧に観察し、几帳面に描かれたデッサンです。
今回の作品は印刷面の柄やロゴも自然に箱の面に収まっています。影の調子が若干重く感じるところがありますが、こちらも丁寧な仕事がされていて好感がもてます。
几帳面に描いている点は決して悪くは無いのですが、直方体としての概念的な形体感を意識しすぎるせいか、やや製図のような堅苦しさも見えています。これもまた難しいことではありますが、形をはっきり出そうとして輪郭線を機械的にきっちりと描いてしまうと、材質感や面のつながりなどがわかりにくくなってしまうことがあります。この作品でも、厚紙を折り曲げて作られた箱の、シャープになりきれない形の緩さや面・調子のつながりがりがあまり感じられないようです。次への課題として「曲がり角の描写」に積極的に取り組んでみてください。
箱はシャープにしっかりと描かれていますが、細かい点でいくつか気になる点があります。ひとつは、ほんの少しではありますが、逆パース(本来なら、遠ざかるにつれて小さくなっていくのが自然な遠近法ですが、その逆に遠くのものの方が大きくなってしまっていること)になっています。長辺の輪郭を画面の外までずーっと延長してみると(実際に小さめにプリントアウトして、印刷用紙の余白にまで線を延長して書き込んでみましょう)本来はいずれ2本の線が交わるはずなのですが、どんどん広がっていってしまうことになります。
また、ティッシュの取り出し口・透明フィルムの切れ目のラインは、箱の上面の中心を走っているはずです。が、この作品ではやや向かって右・手前側に寄っているようです。影の形も、手前と奥の影の出来方が違っているので、机にめり込むような置かれ方に見えなくもありません。
細かいところだらけですが、これらのことも気をつけてチェックしていけば、案外簡単に直せるものです。そしてぐっとリアリティのあるデッサンになっていくことでしょう。要は気付きのポイント・いろいろな視点からの観察と情報収集をたくさんして、それらを踏まえて誠実に形態を描きとっていくことが大切だということです。
ティッシュペーパーの形やしわの出来方が、箱に印刷された波型の形に対応するよう(全体が大きな波型を描いているように繋がっているかのように見えますね!)に描かれていて、それが画面の中に大きな動きを感じさせる効果を生んでいます。なかなかのセンスを感じる構成です。
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