手を描く
自由課題製作
基本的なデッサン力(形態の把握、材質感の描写、構図・構成、など)が、身についていると思われる人を対象としたコースです。
2つの課題傾向(ルーム)を柱として、それぞれのモチーフ設定の自由度を高めた内容になっています。
じっくりと制作していただき、より充実した作品制作に向けてのアドバイスをおこなっていきます。
課題グループ
1:静物課題…卓上モチーフ(自由に設定、室内風景(部屋の片隅など))
2:人物課題…手を描く、自画像を描く、モデルを描く
|
展開05-B-1
手を描く
自分自身の手を、肘近くまで入れてしっかりと描き込んでみましょう。
手の平だけなど、手首から先だけの構図にならないように注意してください。時計や指輪など小物・アクセサリーなどにも配慮して、画面の構成に変化を与えるのも良いでしょう。
|
2013/03/31 00:00までメンテナンスのため、投稿できません。
投稿者:6la |
投稿日:2006/04/16 |

画像を拡大する |
学校での課題で描いたものです。
返却されたものがテーマに合っていたので、
投稿させていただきました。
手の甲の部分の微妙な陰影をつけるのが難しかったです。
また形や計り方が合っているか、教えてくださると
助かります。よろしくお願いします。 |
 |
講評日:2006/04/17 |
几帳面な感じのデッサンですね。
「几帳面」というのは、良い意味とそうではない意味とがあります。まずは、目につくところをしっかりと拾い上げてきっちりと描こうとしている点は良いと思います。しかし、逆に目につきやすいところに飛びついてしまうために、それらが部分的になってしまい、形の成り立ちや、動きのつながりなど、全体感に関わる描写が心許なくなってしまっています。
デッサンをしていくときには全体感と部分のバランスが大切です。(近くで見たときのしわの表情と遠くで見たときの手全体の表情や動きが両立していることが必要となります。)おそらく、部分の描写に関しては持ち前の几帳面さを活かして1作ごとに上達していくと思います。
全体感をつかむことが当面の課題となると思いますが(コメントにある「形や測り方があっているか」ということと深く関連します)、まずは、手のプロポーションや動きを大掴みにつかむように心がけることが大切でしょう。そのためにはちょっとした時間などを使ってクロッキー(短時間でのスケッチ)をしていくと良いと思います。細かく観察していくことではなく大雑把に(?)手のポーズの感じを描きとるトレーニングをしましょう。そしてある程度画面に形が定まってきてからそれぞれの比率を測り比べてみるようにしましょう。その時には長さの比率だけでなくそれぞれの(たとえば指ごとの、手の甲の、そして相互の)長さと太さの比率などにも注意してください。最初からきっちり測って描こうとはしないことが大事です。「難しかった手の甲の微妙な陰影」も陰影の一方向の変化にばかり目が奪われていて単調になっています。
いずれの場合も「几帳面になり過ぎず・・・」ということが大事です。ただし、「誠実に」観察し、描いてください。
|
  |
この記事の固定リンクを表示する |
投稿者:dango3 |
投稿日:2006/04/08 |

画像を拡大する |
紙コップを持った手になってしまい、このコースの規定にそぐわなくなってしまい申し訳ありません。出来上がってしまったので取り合えず投稿しましたので宜しくお願いします。前回の倍ぐらいの時間がかかりました。 |
 |
講評日:2006/04/11 |
しっかりとしたデッサンです!とても良い作品だと思います。
入門コースの課題(紙コップのデッサン)と合体させたような、効率の良い?モチーフとなりましたね。
何かモノをもってポーズするというのは、形のつながりや成り立ちを分かりやすくする効果も出てきますので、なかなか良い設定だと思います。ただ、当然、そのモノをしっかり描くことや、それによって複雑な要素が増える部分もありますので、そこに対する描写を充実させることも重要になってきます。
今回の作品は、親指から手首への部分、コップに触れているそれぞれの指などはとてもしっかりと描かれていて良いと思いますが、いくつか気になる点もあります。一つは紙コップのプロポーションです。(一般的なサイズの紙コップだとすると)やや細長くなってしまったのではないでしょうか。描かれているプロポーション(太さと高さの比率)が正しいのであればもっと大きい(ファーストフードのLサイズくらい?)のでは?と感じてしまいます。また、この掴み方からすると手のひらとの位置関係、親指の長さまたは指先が手前に出てくる感じなどに若干違和感があります。別の言い方をすれば、紙コップが楕円形の、少々つぶれた形に見えてしまいます。
手の各部と紙コップの関係を細部のみでなく、大きい関係(各部の位置関係とそのつながり・全体の大まかな流れや変化)にもっと注意を向けていくと良いでしょう。
紙コップは白ですか?肌の色や質との違いも意識するとより良くなると思います。
|
  |
この記事の固定リンクを表示する |
投稿者:dango3 |
投稿日:2006/03/30 |

画像を拡大する |
展開コースは初めての投稿です、宜しくご指導ください。
どの程度の時間を掛けて描いたらよいか解らず90分ぐらいで止めにしました、手はでこぼこが多く微妙な影が難しかったです、また全体的にライトやシャドーがあいまいなところもあります。 |
 |
講評日:2006/04/02 |
なかなかの力作です。デッサンから気持ちの強さを感じます。手のひらだけでなく、手首から腕までしっかりと描き、画面構成を考えての構図の決め方も良いと思います。
90分という比較的短い時間の中で、ポイントをしっかりと意識したデッサンになっています。あまり細部にとらわれすぎず、程よいバランスで観察されているのでしょう。
親指からその根元までや、手首をぐいっと曲げた感じの描写が良いと思います。その他の指などもしっかり観察していますが、それぞれの指の関係(前後関係やポーズの形、隣の指とのつながり、など)が、ややばらばらになってしまっています。また、手の甲の部分は血管と骨、しわなどが無秩序に見えてしまっているように感じられます。でこぼこや影の感じの違いを丁寧に描き分けるように意識してください。例えば、見え方の強さ、皮膚の下でのつながりかた、硬さや太さ、出っ張り具合の違いなどに注目してみましょう。
時間のかけ方は、どの程度が適切かといった基準のようなものがあるわけではありませんので、作品1点ごとに目標(シルエットの正確さ、構造感の正確さ、動きをしっかり捉える、徹底的に描き込む所を作る、ライティングをして明暗の表情・調子を集中的に鍛える、など)を定めて、その目標に対して十分な成果なり、限界までの作業なりが出来たところを、その作品の終了時間とするのが良いのではないでしょうか。その際には、あまり難しい、壮大な目標を立てるのではなく、ポイントを絞った具体的な目標にすることが大切です。また、1点(1度)だけで、クリアーできるものでもないでしょう。じっくりと取り組んでください。
|
  |
この記事の固定リンクを表示する |
投稿者:hagumu00zutto |
投稿日:2006/03/29 |

画像を拡大する |
初めての投稿です。
デッサンは趣味程度にちょこちょこやっていたんですが、高校進級をきっかけに本格的にやっていこうと思っています。
私から見て、親指が他の指と比べて小さく、鉛筆の重ねが甘いと思います。まだまだ直すところがたくさんあると思うので、よろしくおねがいします!! |
 |
講評日:2006/03/29 |
柔らかな感じの良いデッサンです。
投稿された作品画像が明るすぎ、またコントラストが弱く見辛いので、調整した画像(参考修正画像)を作成しました。以下の講評は修正画像を見ながらのものですので、鉛筆のトーンや重ねによる効果などについては実作品と違ってしまっている場合もあるかもしれませんので、今回はあまり触れません。ご了承下さい。
作者コメントにもあるように、親指の小ささが気になります。また、全体に大きさの比率、(骨格などの)構造感にしっかりと眼を向けて欲しいと思います。いわゆる「全体感」、手の概形のイメージや形のつながりがぎこちない感じになっています。
やわらかく全体の雰囲気をつかむセンスは感じられますので、それを活かした観察眼を身に付けましょう。それぞれの指の付け根のつながりと変化、それぞれの線の強弱の違い、明暗強さやその変化の度合い、力の入り方や骨に近いところと肉付きの良いところとの表情の違い、など、じっくりと観察しながら、その変化に気をつけながら、それがどのように違っているのかを意識しながら描いてください。その中で鉛筆の硬さやタッチによる効果の違いを工夫していくことでどんどん力が付いていきます。
投稿作品のようなデッサンとは別に、手にいろいろなポーズをつけて動きやプロポーションを素早くとらえる「クロッキー」も試みてください。形をつかむトレーニングになるのはもちろんのこと、手のポーズによる見え方の変化、特徴、動きのメリハリなどがつかめます。モチーフ(手)の性格を読み取り、より観察力を鍛えることにもなります。
|
  |
この記事の固定リンクを表示する |
投稿者:arasitooru |
投稿日:2006/02/24 |

画像を拡大する |
初投稿です。よろしくお願いします。
質問・・・私のデッサンはどうしてもガラスに張り付いたような、立体感の無い絵になってしまいます。もっと、デッサンの絵がうき上がるような立体感がある絵にするためにはどうすればいいでしょうか?
|
 |
講評日:2006/02/26 |
力強いデッサンです。ただ、ポーズも含めて少々力みすぎでしょうか。
一番気になるのは輪郭付近の黒々とした調子です。かなり濃い目のコンテに近い材質の鉛筆を使っているのでしょうか?(一部メーカーのEB・EEや9Bなど)材質の違いと黒さが、手の皮膚の面から浮いたような感じになっているため、影というよりも体毛のような印象を与えてしまっています。
画面構成の点では、親指以外の4本の指を同じように曲げてしまっているためポーズや全体の動きが単調になってしまって変化に乏しく、指が曲がっている様子もやや判り難くなってしまいました。
質問にある「立体感を出すにはどうしたらよいか」ということについては、この段階でマニュアル的な説明の仕方はあえて避けようと思います。「浮き上がるような立体感」に対する思いはわからないではありませんが、まずはよく観察すること、そこからいろいろなことを発見していくという考え方、進み方が遠回りのようでいて結局は一番の近道でもあり、実質的に身につくものです。
この課題の場合であれば、画用紙に描き始める前にいろいろなポーズをとった手をいろいろな角度から眺めてみて、この部分がかっこいいなとか、ここを曲げるとこのしわがこんな風に変化するのか、この指のあいだにはピンポン球が入りそうだけどこっちの指の間はビー玉くらいかな、など、具体的にポイントを見つけながらポーズ、構図を決める。そんなところからしっかりと意識を持って取り組んでみてください。
また、技術的な面で言えば、鉛筆の性能と効果を実際に試してみながら理解していくということがまずは大切なことです。硬い鉛筆からやわらかい鉛筆までそれぞれに白から黒までの10段階程度のグラデーションを正確に作ってみる練習をすると良いでしょう。さらに、鉛筆のタッチを変えたり、擦りを入れたり、などでも試してみるとより効果があります。
この課題への過去の投稿や、同じく入門クラスへの投稿に対する講評なども参考に(共通する部分が多くあります)しながら、今後もがんばって制作してください。躍進を期待しています!!
|
  |
この記事の固定リンクを表示する |