手を描く
自由課題製作
基本的なデッサン力(形態の把握、材質感の描写、構図・構成、など)が、身についていると思われる人を対象としたコースです。
2つの課題傾向(ルーム)を柱として、それぞれのモチーフ設定の自由度を高めた内容になっています。
じっくりと制作していただき、より充実した作品制作に向けてのアドバイスをおこなっていきます。
課題グループ
1:静物課題…卓上モチーフ(自由に設定、室内風景(部屋の片隅など))
2:人物課題…手を描く、自画像を描く、モデルを描く
|
展開05-B-1
手を描く
自分自身の手を、肘近くまで入れてしっかりと描き込んでみましょう。
手の平だけなど、手首から先だけの構図にならないように注意してください。時計や指輪など小物・アクセサリーなどにも配慮して、画面の構成に変化を与えるのも良いでしょう。
|
2013/03/31 00:00までメンテナンスのため、投稿できません。
投稿者:fuduki |
投稿日:2008/02/17 |

画像を拡大する |
初投稿となります、どうぞよろしくお願いいたします。
A4 スケッチブック 約2時間 |
 |
講評日:2008/02/21 |
迫力のあるデッサンです。
短時間でのざくっとしたスケッチといった感じの作品ですが、ちょっとずつ異なる角度の指の曲がる方向も、手首の曲がる方向も、しっかりと意識された描写によって十分に感じられています。
ただ、残念なのは親指側の手首の輪郭、親指の付け根から手首にかけてのラインがやや膨らみすぎているためか、手首の曲がり方が若干不自然に感じてしまいます。腕部分の描写をさらっと流しすぎているのも一因となっています。
全体的に手数(直接的な描く作業)の入ったところは黒っぽく、手数の少ないところは白いという単調な描写手法なので、白いところの「かたち」がすっぽりと抜けてしまっていて、明るい部分のかたちとしての抵抗感や張りが感じられません。紙の白・鉛筆の黒がモノになりきれていない(「手」を感じる前に鉛筆や紙を感じてしまうため、描かれた空間世界に素直に入り込めない)ので、全体の調子がやや汚れっぽく見えてしまいます。
いきなり難しい話で、すぐには理解できないかと思いますが、大切のことなので、頭の隅に置いておいてください。
レベルアップのためのトレーニングとしては、1・肌の質感を意識して、2・デリケートな調子の変化に注意をして、3・使用する鉛筆の幅を広げて、それぞれの硬さの持つ調子や効果を確認していきましょう。
基本的な形態把握能力・実技経験はお持ちのようですので、丁寧にじっくりと取り組むことで、急速なレベルアップが期待できるのではないかと思います。
次回作はぜひもう少し大きな画面(B3程度)で、2〜3倍の時間をかけた作品を見せて頂きたいと思います。楽しみにお待ちしています。(U)
|
  |
この記事の固定リンクを表示する |
投稿者:gesoki55 |
投稿日:2007/10/25 |

画像を拡大する |
初投稿です。四つ切で2時間程度、ほぼHBを使いました。
デッサンは始めたばかりなのですが手に挑戦してみました。明暗の差が中途半端で平たくなってしまい、質感もなく死んだ手のようです・・・
描いている途中で大まかな形ができるといつも手が止まってしまい、どう線を引いていくかわからなくなります。
そのため塗るといった感じになってしまいます。
ご講評お願いします
|
 |
講評日:2007/10/29 |
すっきりとした印象のデッサンです。丁寧に観察して描いているのがよく伝わってきます。コメントには自己評価・反省として厳しい言葉が並んでいますが、それほどでもないだろうと思います。
ただ、投稿画像が、やや明るさ(白さ)・コントラスト(白黒の加減)が強く、拡大した状態で見ても細部のデリーケートなところはとんでしまっていて判り辛くなってしまっています。その上での講評であることをご了承ください。
手の形のバランスはきれいに捉えられていると思います。細部の印象も的確に捉まえられています。その点は大変良いところです。
しかし、親指・人差し指のある手前側と小指のある奥側との距離・空間がしっかりと表現されていないために、手の骨格が不自然に圧迫されているように感じてしまいます。手の甲の横幅が感じられず、手がすごく薄いかたちに見えてしまいます。
これは、ひとつには作者コメントにもあるように、明暗の差を効果的に使うこと・ライティングに気を遣うことで、だいぶ描きやすくなると思います。
また、構図・ポーズの設定の部分では、親指の上側の輪郭と小指の下側の輪郭がほぼ重なるように並んでしまっているのも、前後関係の表現を難しくさせている要因になっています。このような場合には、少し見る角度やポーズの力加減を変えてみて2本の指がはっきりと重なっている状態にして描写するほうが良いと思います。輪郭的にも後ろに来る形の一部がはっきり隠れることによって、その前後関係がよりわかりやすくなってきます。
さらに何よりも大事なのは、5本の指の付け根に囲まれて少しだけ見えている手のひらの部分の描写をしっかりとすることです。ここは、面積は小さいですが、この手のポーズのかたちを表現するためにはとても重要な部分です。しわのかたち・深さ・どこから出てきてどこに向かっているか・他の部分との繋がり方の様子、などをじっくりと観察してみましょう。
同様に大切な部分として、手首内側から手のひらに繋がる部分がありますが、こちらはなかなかうまく描けています。ということは、おそらくかたちの成り立ちや重要なポイントを意識しながら描くことで、どんどん描けるようになっていくのではないかと思います。がんばってください!
技術的な面では、鉛筆の硬さによる調子の違い・効果をきちんと把握することからはじめましょう。過去の他の人の投稿作品への講評なども参考にして、グラデーション作成をやってみてください。また、タッチもややぶつ切り気味の短いものばかりになっていますので、長い目のタッチを多くするように心がけてみてください。 (U)
|
  |
この記事の固定リンクを表示する |
投稿者:Cannonball |
投稿日:2007/09/20 |

画像を拡大する |
初投稿です。
ご講評宜しくお願いします。
A4サイズ 2時間。 |
 |
講評日:2007/09/24 |
丁寧に描かれたデッサンです。手の甲に、骨の形がグッと浮き上がった表情が印象的です。全体のプロポーションもきれいに捉えられていますし、指の関節・手首などもしっかりと観察されています。
その手の甲に見える骨の表情は、この作品の特徴的なポイントになってはいるのですが、少々やり過ぎの感があります。描いている間、このポーズを維持するためにはかなり力んでいなければならないでしょうから、それに連動して描くほうの手にもつい力がはいってしまうということもあるのかもしれません。いずれにせよ、あまりにも形がはっきりすっきりと見えすぎていて、かえって不自然な感じがしてしまいます。
たとえば、骨に沿って浮き上がって見えるその高さ(どれくらい浮き上がっているのかという違い)が、ほとんど同じに見えています。手首に近い側と指の付け根の間接付近では浮き上がり方が違っているのではないでしょうか?
さらに、明暗をきつくして境目を強調する表現方法が目立つせいか、骨の形が角柱状に感じてしまう部分もあります。また、骨がこれだけ見えると、血管も見えてきたりするのではないかとも思いますが、いかがでしょう。
要は、特徴を創ることと自然な見え方とのバランスに気をつけて描写することが大切です。
また、手首も骨の表情を大切にしながらよく観察していますが、腕の厚み・回り込み・腕と手の甲の角度などがいまひとつ分かりにくくなってしまっています。筋肉の動きなどにも注意しながら、肘から指先までの形の流れ(方向性)を、おおらかに見つめることも必要です。
全体的に鉛筆のタッチが柔らかく、もこもこした感じ(先の丸まった鉛筆や鉛筆の横を使ったような表情)が多いので、鉛筆の線のシャープさを活かしたタッチの積み重ねによる調子を加えるなど、鉛筆の使い方もいろいろと試してみてください。(U)
|
  |
この記事の固定リンクを表示する |
投稿者:syuxiaogang1980 |
投稿日:2007/09/15 |

画像を拡大する |
前回の講評はありがとうございます、今回の作業時間はちょっと増やしたんですけど、2時間くらいですが、よろしくお願いします。 |
 |
講評日:2007/09/19 |
力強くシャープなデッサンです。鉛筆のタッチも小気味良いリズムで好感の持てる作品となっています。少な目の手数でもポイントがしっかりとおさえられていて、、形を捉える感覚の良さが感じられます。
しかし、指の長さのバランスがやや不自然に感じられる点が残念です。
特に、このポーズの中でも印象の強いまっすぐに伸びた人差し指が、その曲がり方(手のひらとのつながり・関節の動き)、大きさのバランス共に違和感を目立たせてしまっています。中指も同様ですが、こちらは隣の薬指との距離感の曖昧さも見受けられます。二本の指が重なって見える部分(特に陰の部分)が実際の距離よりも近く、くっついているかのように見えてしまっています。
これらの描写をしっかりと行うには、それぞれのパーツの大きさ比率や縦・横の長さの比率(太さ・プロポーション)をしっかりと観察することが、まずは大切です。それに加えて、「見えていない(見ている角度によって隠れてしまう)けれども、そのもののかたち全体を表現する上で重要な要素」を発見し、丁寧に描写していくことが必要になります。今回の作品で言えば「指の又」の厚みや手の甲へのつながり(を感じさせる部分)です。
親指と人差し指の間・手のひらの(画面左側の)厚みや筋肉のつながり、人差し指と中指の間の厚みや皮膚の引っ張られ方、小指で隠れた薬指の付け根の位置感、などをしっかり観察して、じっくりと描写してみましょう。
また、影に対しても手を描くときと同等の神経を使って、形・空間・調子を表現するように心がけましょう。
ここから先がデッサンの本当の楽しさ・奥の深さが感じられるところです。がんばってください!
次回作も期待してお待ちしています!!(U)
|
  |
この記事の固定リンクを表示する |
投稿者:syuxiaogang1980 |
投稿日:2007/09/09 |

画像を拡大する |
初めての投稿です、よろしくお願いします。 |
 |
講評日:2007/09/09 |
力強くどっしりとしたデッサンです。
制作時間はどれくらいだったのでしょうか。シンプルにその量感をざっくりと描き取るような、どこか彫刻的で小気味良いシャープな仕事はなかなか良いと思います。その一方でもう少し詰めた仕事・描き込んだ作品も見てみたいという気もします。
まず、指の大きさのバランスが整っていないのが気になります。これは、かたちが合っているかどうかということだけでなく、そのせいで画面が歪んでいるように感じてしまうなど、画面空間全体に影響を与えてしまいます。
例えば、親指と人差し指を比べてみると、親指の方が細く小さく描かれているために距離感(前後の位置関係)が逆転しているようにも見えてしまいます。中指から小指はそれぞれ手前の指に半分程度隠れていますが陰った部分の描写が不十分なために、指の太さにけじめが感じられずかなり太いようにも見えます。また、指同士の距離感もわかりにくいために手の甲とのつながりが不自然に感じてしまいます。
骨格的なつながり・組み立てを意識しながら、各部の大きさのバランスにも注意して描くようにしましょう。
構図に関してひとこと。画面いっぱいに力強いタッチで描かれていて迫力はあるのですが、もう少し紙の余白部分とのバランスも考えたいものです。手首の途中で画面から切れてしまっているので、やや収まりが悪いバランスになってしまっています。多少腕も入れて手首から先の動きと方向の変化を付けたりするなど、構図の点でもねらいを持って工夫してみると、さらに良いでしょう。(U)
|
  |
この記事の固定リンクを表示する |