手を描く
自由課題製作
基本的なデッサン力(形態の把握、材質感の描写、構図・構成、など)が、身についていると思われる人を対象としたコースです。
2つの課題傾向(ルーム)を柱として、それぞれのモチーフ設定の自由度を高めた内容になっています。
じっくりと制作していただき、より充実した作品制作に向けてのアドバイスをおこなっていきます。
課題グループ
1:静物課題…卓上モチーフ(自由に設定、室内風景(部屋の片隅など))
2:人物課題…手を描く、自画像を描く、モデルを描く
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展開05-B-1
手を描く
自分自身の手を、肘近くまで入れてしっかりと描き込んでみましょう。
手の平だけなど、手首から先だけの構図にならないように注意してください。時計や指輪など小物・アクセサリーなどにも配慮して、画面の構成に変化を与えるのも良いでしょう。
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投稿者:cazcash |
投稿日:2007/05/14 |

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久しぶりに投稿させていただきます。1時間を目標に描いてみました。よろしくご指導をお願いします。 |
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講評日:2007/05/20 |
シャープで小気味良いデッサンです。
約1時間での制作ということですが、比較的短時間であるにもかかわらず、的確に形を掴み、迷いなく描かれた思い切りの良い線が、心地よい緊張感のある作品を作り上げています。画像もとてもきれいではっきりしていますので、目の前で作品を見せて頂くのと変わらない状態で講評することが出来ます。
短時間での制作では、細部までの徹底した描写はあまり望めないのでしょうが、この作品は実際の時間以上の密度を感じます。
その一方で、いわゆる全体感、骨格的な組み立てがいまひとつ表現しきれていないようです。
親指・人差し指とその他の3本の指が、同じ手ではなく別物のように見えてしまっています。これは、指一本いっぽんはしっかりと描かれているものの、それぞれの距離・位置の違いや見え方の強弱などが十分にコントロールされていないことが主な原因です。
たとえば、親指と人差し指の間から見えている3本の指とその付け根部分のひとかたまりが、手のひらをねじる(丸める)ことによって出来たしわに注目するあまり、明暗の階調が単純で実際よりも極端なコントラストになってしまいました。それぞれ位置やボリュームも違うのにほとんど同じ調子なっています。また、しわの出来方・表情など自体にも変化が乏しいので、少々うるさく感じてしまいます。
最初に書いたように、思い切りの良い線と明快な描きっぷりは、個性とセンスを感じる長所ですので、それを活かしつつも、土台となる構造感、大まかな前後・明暗・形のつながりなどをしっかりと捉えるように心がけてください。よく言われるように、目を細めてみたり、明暗をわかりやすくするために意図的なライティングをしたりといったことを試してみるのも良い方法だと思います。
その意味では、制作時間を意識しすぎるのはあまり意味のあることとは思えません。納得のいくまでじっくりと描きこんでみましょう。(U)
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投稿者:gotch |
投稿日:2007/05/05 |

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はじめての投稿です
よろしくおねがいします。 |
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講評日:2007/05/06 |
非常にデリケートに、しっかりと描かれた、きれいなデッサンです。
繊細なタッチ・調子の積み重ねによって、肌の質感がきれいに描けています。鉛筆の効果の活かし方も十分に心得て制作されているように思います。
しかしその反面、輪郭線や主な皺などの目立つ線に対する仕事とのつながりがいまひとつ物足りないようにも見えます。
輪郭線などはその表情やリズムの変化など、これもまたデリケートに観察されていて、それ自体はとてもよく描けていると思います。ただ、全体として見たときには、その輪郭線が、中身の描写としっかりとした一体感を持った「自然な存在感」からやや離れて、単に「視覚効果を意識してのアクセント」のように感じてしまい、逆に丁寧な観察による描写から離れた概念的な表現に見えてしまいます。
握っている指の手のひらとの接点を見てみましょう。
薬指・小指の手のひらとの接点は、手のひらに出来る皺や影の丁寧な描写によってその部分のかたちを自然に伝えてくれています。人差し指・中指はどうでしょう。指の隙間が思い切りよく黒い三角状に塗りつぶされています。ほんの小さい面積ではありますが、よく観察された描写から極端に遊離した調子と表現方法になっているために、強い違和感を感じさせてしまうことになります。このような、見かけ効果上の割切った表現・アクセントが輪郭線の要素に散見されます。
これらの対策として、持ち前のデリケートさを活かしつつも、画面全体を見つめての大きなメリハリ、調子の段階のベースを大きく作っていくことを心がけて制作してみましょう。そうしながらいろいろなポーズ・視点・ライティングでのデッサンを経験していくことで、徐々にその意味が実感として理解できるようになると思います。
また、親指の輪郭周り、手首付近は描写不足です。そういったことも含めて全体感を意識したデッサンを心がけていきましょう!次回作を楽しみにしています。(U)
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投稿者:kayomu |
投稿日:2007/05/02 |

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手のデッサン、2度目の投稿です。
前回よりは慎重に形をとったのですが、手の平と指の付け根、手首など、境目部分をとらえるのが難しいです。 |
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講評日:2007/05/03 |
大変好感の持てるデッサンに仕上がっています。
画像からでも、かたちを何度も取り直した跡が伺えます。その甲斐あって前作よりもかたちのバランスがきれいに描けています。コメントに「難しい」と書かれているところにも充実した仕事ぶりがみられます。
問題意識を持ってしっかりと取り組んだところに、成果が見えるということは、とてもよいことだと思います。この調子で頑張ってくださいね!
作品の細部について触れていきます。
先に、前作よりもバランスがよくなっていると書きましたが、指の長さのバランスについては少し気になる点があります。親指以外の4本の指、その中でも特に小指を除いた3本の指の長さ・動きの連動の仕方がバラバラに見えてしまいます。1本いっぽんの指を丁寧に描こうとする気持ちが裏目に出たのか、別人の指が3本並んでいるような不自然さが感じられてしまいます。
この手を、まっすぐに伸ばした状態のかたちをイメージしてみてください。あれっ?と思われることでしょう。それは骨格的な構造が充分に表現されていないということです。これはなかなか難しいことだと思いますので、じっくりと取り組んでみてください。時には手で(モチーフとする手を)触りながら、その形やつながり、ポーズによって連動する動き、骨格や筋肉の付き方を確認しながらデッサンするのも良い方法です。
また、今回は腕までを描いているのは良いと思います。
しかし、ここも長さのバランスが少々不自然に見えます。手のひらの大きさに比べて腕が短いですね。手のひらあたりのじっくりと描き込んだところと比べると、若干気合抜けのようなところもあるのかもしれません。
手・腕は人体のパーツですから、人それぞれの個性や形の違いがあるのが当然です。ティッシュの箱等のように「正解の形」があるわけではありません。ですから、描かれたデッサンについて大きさや長さのバランスを云々することには、身体の個性的な特長まで批評するようで、抵抗が無いわけでもありません。しかし、指が長くても短くても、太くても細くても、実はそれほど気なるものではありません。基本的には骨格的・構造的に不自然に感じてしまう要素があるかどうかということが基準になります。
逆に言えば、形を細部まで寸分違わず正確に描くということにこだわるよりも、人体としての自然な構造をしっかりと押さえた上で、実在感あふれる、説得力のある描写をすれば良いのだということでもあります。(U)
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投稿者:kayomu |
投稿日:2007/03/09 |

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はじめまして。
講評よろしくお願いします。 |
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講評日:2007/03/12 |
すっきりとした清潔感のあるデッサンです。軽やかなタッチの線が生き生きとしているのが良いと思います。
ただ、プロポーション・指の長さと手のひらの大きさのバランスが少々崩れてしまっています。手の大きさや形状は人の顔と同じく、それぞれに個性があってみんなが同じ形やバランスではありませんが、この場合は個人差と言える範囲をやや超えている印象・不自然さが気になってしまいます。
おそらく、手のひら部分の曲がり方(奥行き)や幅が描ききれていないために見かけが極端に小さい印象になっているのだと思われます。
それらの描写は、このポーズでは一番難しく、またポイントともなる部分だと思います。
人差し指から小指までの4本の指を隠してみると良くわかるのでないかと思いますが、親指の付け根の関節と手のひらの位置関係がややねじれて感じられてしまいます。本来一番手前に出てきて欲しい部分が手のひらと並ぶような位置に感じる(手のひらの中心部辺りから親指が生えているような見え方)のです。
これらの対策として、一つには繋がる面を意識してみることが大切です。指先から手のひら、手首、腕までを一つの同じ方向を持った繋がる面、帯状の形として見てみると、手首付近はその面がよじれて幅が狭くなってしまっているように感じられると思います。正中線面の(中央を走る線)が歪んでしまっているということです。
もう一つは、ライティングを少し工夫して、手のポーズが明暗の対比効果によって、より立体的に感じられるように設定することです。今回の作品では、大きな明暗の変化が無いために、トーンの違いによって距離感を出していくことがしにくかったと言うこともあると思います。
最後に構図の工夫です。この作品の場合、手首から先だけを大きく扱っている構図になっていますが、画面に動きを出すためにも、前述の「つながり」を意識していくためにも手首に続く腕の部分ももう少し余裕を持って入れてみてください。そして、画面の端まで気を抜かずにしっかりと描写するようにして見ましょう。
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投稿者:taiyu |
投稿日:2007/03/05 |

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初めての投稿です。コメントよろしくお願いします!! |
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講評日:2007/03/08 |
伸びやかなポーズが印象的なデッサンです。画面の対角線に沿って手がぐいっと上昇するような勢いのある構図が成功していると思います。
骨格や筋肉のつき方、関節の位置と形など、対象である手をしっかりと観察しています。親指と小指の距離感なども十分に意識して、その差をしっかりと表現しようとして描写の密度(描き込み具合)に大きく差をつけるなど、工夫した点も良いと思います。
しかし、ちょっと極端すぎたかもしれませんね。薬指が影のように真っ黒になってしまっていることも影響しているとは思いますが、少々つながり・同じ手の指であるという感じが弱くなってしまいました。1mくらい離れたところに見えているもの、あるいは壁に投影された影のような、異質なものに感じられてしまいます。「ねらい」は良いのですが、「自然さ」とのバランスが大切です。
その他の部分はよく観察して誠実にその形を描きとれていて、とても好感が持てます。
ただ、鉛筆の「硬さ・軟らかさ」を効果的に使うことを、少し意識してみて欲しいと思います。このデッサンでは全般的に軟らかい(4B・5Bなど)鉛筆での描写が多いように思いますが、もう少し硬め(HB・Hなど)を使ってみたら良いでしょう。画用紙との相性(目の粗さや色味)や好みもあると思いますが、H・HB・2Bあたりの硬さをメインに使い、そこを基準に硬軟を段階的に加えてみるとその効果もわかりやすく、引き締まったトーンが作りやすいだろうと思います。
たとえば今回の作品では、親指の付け根あたりから手首、腕にかけての黒い調子がありますが、この部分は調子が浮いてしまっています。これらをもう少し硬めの鉛筆に持ち替えて、タッチを積み重ねていくようにして同じくらいの黒さを出すようにすると、肌の質感や暗部の調子がもっと引き締まった感じになってきます。
「調子が浮いている」というのは、その部分が肌の陰影のトーンとして感じられず、何か汚れのようなものが張り付いている?動物のようにびっしりと体毛が生えている?といったように別のものがもう一層重なっているように見えてしまうなど、的確なトーンで描かれていないために不自然さが気になってしまうことを指しています。
是非、鉛筆ごとの性能(どの硬さがどのような調子を作るのか)をテストしてみてください。そして、それを理解した上で効果的な使い分けを工夫してみましょう。
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