手を描く
自由課題製作
基本的なデッサン力(形態の把握、材質感の描写、構図・構成、など)が、身についていると思われる人を対象としたコースです。
2つの課題傾向(ルーム)を柱として、それぞれのモチーフ設定の自由度を高めた内容になっています。
じっくりと制作していただき、より充実した作品制作に向けてのアドバイスをおこなっていきます。
課題グループ
1:静物課題…卓上モチーフ(自由に設定、室内風景(部屋の片隅など))
2:人物課題…手を描く、自画像を描く、モデルを描く
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展開05-B-1
手を描く
自分自身の手を、肘近くまで入れてしっかりと描き込んでみましょう。
手の平だけなど、手首から先だけの構図にならないように注意してください。時計や指輪など小物・アクセサリーなどにも配慮して、画面の構成に変化を与えるのも良いでしょう。
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投稿者:kaitenseibutsu |
投稿日:2008/06/06 |

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前回のティシュの箱を評価していただきありがとう御座いました。
今回は自分の手を投稿致します。
デッサンを始めた理由の一つに、手を上手く描きたいという思いがあります。
まだ入門コースが終っていないので恐縮ですが、描いた手のデッサンを
見て頂ければと思います。
宜しくお願い致します。 |
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講評日:2008/07/01 |
熱い想いが伝わってくるような、気持ちの良いデッサンです。
部分的にはかなりリアルな手の肌の質感が感じられます。手のひらの小指寄りの回り込みのあたりに出来ている細かいしわや、手首の部分の表情など、なかなか良いと思います。丁寧に観察しながら鉛筆の調子を積み上げていったことによる密度に好感がもてます。
しかし、全体を見渡してみると、プロポーションの拙さや、やや単調な表現方法が気になってきます。また、それぞれの指の曲がり方は、しっかりとした骨格や自然な構造感が感じられません。
たとえば、小指の曲がり方などは紙を折り曲げたように見えてしまいます。指の太さとしての厚み、関節のかたちなどが描けていないことから、このような仕上がりになってしまっているものと思われます。
モノの立体感・ボリュームを、丸みを伴ったふくらみという感覚で意識しているだけでは、描ける(表現できる)かたちもごく限られたものになってしまいます。ぜひ、それぞれの形のポイントを、前後の位置のちがい、としても意識してみてください。別の言い方をすれば、製図で言うところの三面図を、頭の中で時々思い描いて見ることです。
この作品の小指でいえば、指先側と指の付け根側とではどちらが(自分から見て)手前に位置しているのか、といったようなことです。
基本は、そのもの(ここでは手・指になります)が、どのようなかたちの成り立ちで出来ているのか、その組み立ての原理を理解して、どのように形の表情が移り変わっていくのか、といったようなことをじっくりと味わいながら描き取っていくこと・発見していくことが大切です。
また、そのための工夫として、手のポーズ・見る角度(視点)・ライティングなどに注意しながら、形の全体像や組み立てがつかみやすいように設定することも、大切な要素だと思います。
次回作もがんばってください!(U)
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投稿者:iesod |
投稿日:2008/03/15 |

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初投稿です。
よろしくお願いします。
描きはじめが悪かったせいか、画面から手首がはみだしてしまいました。
指先もぼんやりしてしまっている感じがします。
製作時間は2時間半くらいです。
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講評日:2008/03/21 |
柔らかな調子がやさしい雰囲気を醸し出しているデッサンです。
コメントにもあるように手首の輪郭が微妙に画面からはみ出してしまっていますね。特に構図が悪い、といった印象ではありませんが、リング綴じのスケッチブックの場合は視界に入っている白い紙面と有効紙面が若干ずれがありますので、ちょっと惑わされてしまう場合もあるかもしれません。慣れるまでは、リング穴側に鉛筆で画面としての境界線を入れるなどしてみるのも良いでしょう。
全体に柔らかい調子で、うまく全体感・空間感をつかめていると思います。一方で、親指の爪の部分や関節部分のように、細部にも神経を使った描写がされており、好感の持てる作品となっています。ただ、親指以外の4本の指の描写は単調で観念的な表現で終わってしまったのが残念です。
この柔らかで明るめの調子は、あまり筆圧を上げずに鉛筆の重さを利用して画用紙の目に痕跡を残していくような描法でつくられているのではないかと思いますが、これとは反対にやや筆圧を高めにして鉛筆を乗せていくような部分も欲しいところです。
手のひらや手首内側などの暗めの部分・鉛筆の調子が濃く乗っていく部分は、やや調子が「浮いて」しまっています。これは、単純な明暗としてはちゃんとに出来ていても、形のあり方(面の方向やつながり)にきちんと連動していない、奥行きや位置感が曖昧な表面的な暗さに感じられる、ということです。例えば、手のひらのあたりが黒っぽく見えることは認識できても、それが光の加減によって陰って見えるのか黒っぽい泡のようなものが握られているのかは判別できない、というようなことです。
このような「調子が浮いた」部分に対しては、その部分の形の成り立ち(つながりや面の方向、周辺との距離の違いなど)をよく観察しながら、的確な調子をつけていくことが必要です。
そのためには、暗いところ・色の濃いところに柔らかい鉛筆を軽く乗せていくのではなく、少し硬めの鉛筆を筆圧を強めにのせて、引き締まった調子を作っていくことが必要になってきます。もちろんただ単調に硬めの鉛筆で黒くするだけでなく、練りゴムなどで表面を押さえたりするなどの調整も同時に必要です。形を追いかけるだけでなく、肌の質を描き出すことも大切な要素です。
まずはいろいろな硬さの鉛筆を筆圧やタッチを変えてみながら、どの硬さの鉛筆でどのような調子が出せるのかという「鉛筆の基本性能」をしっかりと感覚に刻んでいくことが大切です。(U)
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投稿者:fuduki |
投稿日:2008/02/17 |

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初投稿となります、どうぞよろしくお願いいたします。
A4 スケッチブック 約2時間 |
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講評日:2008/02/21 |
迫力のあるデッサンです。
短時間でのざくっとしたスケッチといった感じの作品ですが、ちょっとずつ異なる角度の指の曲がる方向も、手首の曲がる方向も、しっかりと意識された描写によって十分に感じられています。
ただ、残念なのは親指側の手首の輪郭、親指の付け根から手首にかけてのラインがやや膨らみすぎているためか、手首の曲がり方が若干不自然に感じてしまいます。腕部分の描写をさらっと流しすぎているのも一因となっています。
全体的に手数(直接的な描く作業)の入ったところは黒っぽく、手数の少ないところは白いという単調な描写手法なので、白いところの「かたち」がすっぽりと抜けてしまっていて、明るい部分のかたちとしての抵抗感や張りが感じられません。紙の白・鉛筆の黒がモノになりきれていない(「手」を感じる前に鉛筆や紙を感じてしまうため、描かれた空間世界に素直に入り込めない)ので、全体の調子がやや汚れっぽく見えてしまいます。
いきなり難しい話で、すぐには理解できないかと思いますが、大切のことなので、頭の隅に置いておいてください。
レベルアップのためのトレーニングとしては、1・肌の質感を意識して、2・デリケートな調子の変化に注意をして、3・使用する鉛筆の幅を広げて、それぞれの硬さの持つ調子や効果を確認していきましょう。
基本的な形態把握能力・実技経験はお持ちのようですので、丁寧にじっくりと取り組むことで、急速なレベルアップが期待できるのではないかと思います。
次回作はぜひもう少し大きな画面(B3程度)で、2〜3倍の時間をかけた作品を見せて頂きたいと思います。楽しみにお待ちしています。(U)
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投稿者:gesoki55 |
投稿日:2007/10/25 |

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初投稿です。四つ切で2時間程度、ほぼHBを使いました。
デッサンは始めたばかりなのですが手に挑戦してみました。明暗の差が中途半端で平たくなってしまい、質感もなく死んだ手のようです・・・
描いている途中で大まかな形ができるといつも手が止まってしまい、どう線を引いていくかわからなくなります。
そのため塗るといった感じになってしまいます。
ご講評お願いします
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講評日:2007/10/29 |
すっきりとした印象のデッサンです。丁寧に観察して描いているのがよく伝わってきます。コメントには自己評価・反省として厳しい言葉が並んでいますが、それほどでもないだろうと思います。
ただ、投稿画像が、やや明るさ(白さ)・コントラスト(白黒の加減)が強く、拡大した状態で見ても細部のデリーケートなところはとんでしまっていて判り辛くなってしまっています。その上での講評であることをご了承ください。
手の形のバランスはきれいに捉えられていると思います。細部の印象も的確に捉まえられています。その点は大変良いところです。
しかし、親指・人差し指のある手前側と小指のある奥側との距離・空間がしっかりと表現されていないために、手の骨格が不自然に圧迫されているように感じてしまいます。手の甲の横幅が感じられず、手がすごく薄いかたちに見えてしまいます。
これは、ひとつには作者コメントにもあるように、明暗の差を効果的に使うこと・ライティングに気を遣うことで、だいぶ描きやすくなると思います。
また、構図・ポーズの設定の部分では、親指の上側の輪郭と小指の下側の輪郭がほぼ重なるように並んでしまっているのも、前後関係の表現を難しくさせている要因になっています。このような場合には、少し見る角度やポーズの力加減を変えてみて2本の指がはっきりと重なっている状態にして描写するほうが良いと思います。輪郭的にも後ろに来る形の一部がはっきり隠れることによって、その前後関係がよりわかりやすくなってきます。
さらに何よりも大事なのは、5本の指の付け根に囲まれて少しだけ見えている手のひらの部分の描写をしっかりとすることです。ここは、面積は小さいですが、この手のポーズのかたちを表現するためにはとても重要な部分です。しわのかたち・深さ・どこから出てきてどこに向かっているか・他の部分との繋がり方の様子、などをじっくりと観察してみましょう。
同様に大切な部分として、手首内側から手のひらに繋がる部分がありますが、こちらはなかなかうまく描けています。ということは、おそらくかたちの成り立ちや重要なポイントを意識しながら描くことで、どんどん描けるようになっていくのではないかと思います。がんばってください!
技術的な面では、鉛筆の硬さによる調子の違い・効果をきちんと把握することからはじめましょう。過去の他の人の投稿作品への講評なども参考にして、グラデーション作成をやってみてください。また、タッチもややぶつ切り気味の短いものばかりになっていますので、長い目のタッチを多くするように心がけてみてください。 (U)
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投稿者:Cannonball |
投稿日:2007/09/20 |

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初投稿です。
ご講評宜しくお願いします。
A4サイズ 2時間。 |
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講評日:2007/09/24 |
丁寧に描かれたデッサンです。手の甲に、骨の形がグッと浮き上がった表情が印象的です。全体のプロポーションもきれいに捉えられていますし、指の関節・手首などもしっかりと観察されています。
その手の甲に見える骨の表情は、この作品の特徴的なポイントになってはいるのですが、少々やり過ぎの感があります。描いている間、このポーズを維持するためにはかなり力んでいなければならないでしょうから、それに連動して描くほうの手にもつい力がはいってしまうということもあるのかもしれません。いずれにせよ、あまりにも形がはっきりすっきりと見えすぎていて、かえって不自然な感じがしてしまいます。
たとえば、骨に沿って浮き上がって見えるその高さ(どれくらい浮き上がっているのかという違い)が、ほとんど同じに見えています。手首に近い側と指の付け根の間接付近では浮き上がり方が違っているのではないでしょうか?
さらに、明暗をきつくして境目を強調する表現方法が目立つせいか、骨の形が角柱状に感じてしまう部分もあります。また、骨がこれだけ見えると、血管も見えてきたりするのではないかとも思いますが、いかがでしょう。
要は、特徴を創ることと自然な見え方とのバランスに気をつけて描写することが大切です。
また、手首も骨の表情を大切にしながらよく観察していますが、腕の厚み・回り込み・腕と手の甲の角度などがいまひとつ分かりにくくなってしまっています。筋肉の動きなどにも注意しながら、肘から指先までの形の流れ(方向性)を、おおらかに見つめることも必要です。
全体的に鉛筆のタッチが柔らかく、もこもこした感じ(先の丸まった鉛筆や鉛筆の横を使ったような表情)が多いので、鉛筆の線のシャープさを活かしたタッチの積み重ねによる調子を加えるなど、鉛筆の使い方もいろいろと試してみてください。(U)
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