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針金とコピー用紙ラップで包んだ日用品紙立体を描く ・ 手を描く ・ 新聞を持った自画像自画像を描く文房具を持った手工具を持った手

手を描く

自由課題製作

基本的なデッサン力(形態の把握、材質感の描写、構図・構成、など)が、身についていると思われる人を対象としたコースです。
2つの課題傾向(ルーム)を柱として、それぞれのモチーフ設定の自由度を高めた内容になっています。
じっくりと制作していただき、より充実した作品制作に向けてのアドバイスをおこなっていきます。

課題グループ
1:静物課題…卓上モチーフ(自由に設定、室内風景(部屋の片隅など))
2:人物課題…手を描く、自画像を描く、モデルを描く

展開05-B-1
手を描く

自分自身の手を、肘近くまで入れてしっかりと描き込んでみましょう。
手の平だけなど、手首から先だけの構図にならないように注意してください。時計や指輪など小物・アクセサリーなどにも配慮して、画面の構成に変化を与えるのも良いでしょう。

2013/03/31 00:00までメンテナンスのため、投稿できません。

投稿者:kirilittle
投稿日:2008/10/19

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前回はティッシュ箱の講評ありがとうございました

あれから頂いた講評と参考書片手にデッサンを続けています
今回は「手」に挑戦させて頂きました

これからも頑張っていきたいので、講評よろしくお願い致します

時間:3.5時間
使用した鉛筆:2H,H.HB,B,2B,3B

講師より 講評日:2008/10/30

力強い、堂々としたデッサンです。真摯に対象を見つめる眼が感じられて、好感が持てる作品となっています。
鉛筆の硬さも幅広く使用しながら、的確に対象を捉えようとする姿勢は高く評価できます。

しかし、やや「手」の印象が硬くなってしまった感じがします。
それは、ひとつには皺の描きっぷりに原因があります。いろいろな皺の強弱を意識しながら、丁寧に描いてはいるのですが、それらが全体的に強すぎ、きつく出すぎてしまっています。つまり、手全体の見え方も皺などの線がカチンと強く見え過ぎて、手としての自然なバランスが崩れてしまっているのです。
特に手のひらの皺などは、そこに微妙な溝が出来きたものが光線状態などによって線的な形を見せているわけですが、この作品では単に1本の「線」としてシャープに力強く描きすぎています。
そのために、ある部分では引っかき傷のように、またある部分では彫刻刀で彫った線だったり、針金を貼り付けているように見えてしまうところもあります。
手首に出来る皺などは、その出来方が蛇腹のようになってしまっていて、骨格までが不自然なものに見えかねない感じです。

ただ、これは丁寧にしっかりと描こうとするあまり、やや部分的な描写になってしまったということなので、あまり「悪い点」として気にする必要はありません。
描きながら、モチーフ(手)の細部までをしっかりと観察していくことと、全体のバランスを確認していくということを同時に行っていけるようになると、案外簡単に解決するものです。
全体感・全体と部分の見え方の強弱関係に注意しながら、描くように心がけましょう。

もう1点は、几帳面なタッチの影響が挙げられると思います。
ある程度形に沿ったタッチと、規則的に縦横交差するタッチで描かれていますが、これが少々目立ちすぎているように思います。基本的には間違っているわけではないのですが(多くの参考書籍などでもこのようにするように解説されていることでしょう)、タッチの間隔がやや広いために、「網目」が目立ってしまっています。もう少々タッチの間隔を詰めてあげると良いでしょう。また、実際の描写の中では直線的に整ったものだけでなく、もっと柔軟なタッチが出てきても良いものです。

例えば指を見てみると、曲面に沿ったタッチを意識するあまり、妙に不自然なボリューム感が出てしまっています。それが、それぞれの指のボリュームが独立して(ばらばらなものに)感じられるということにもつながっています。
極端な言い方をすれば、手全体を一つの塊として捉えたときの大づかみな、まとまりのある量感というものを中心に土台の形が意識できると良いだろうと思います。指の分かれていない手袋をつけたときの感じをイメージしてみてください。

じっくりと描き込む作品制作の一歩で、短時間で全体のかたちをつかむ「クロッキー」を数多くこなしていくのも効果的な勉強方法だと思います。

いろいろとアドバイスは書きましたが、基本的にはこの作品のような姿勢で制作していくことで間違いはありません。自信を持ってデッサンを続けてください。次回作を楽しみにしています。(U)

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投稿者:qwerty
投稿日:2008/10/06

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初めて投稿させていただきます。
目の前に手があったので描いてみました。
時間は8時間
使用鉛筆はHとBです
よろしくお願いします。

講師より 講評日:2008/10/16

非常に優雅なトーンで、静謐なムードが味わい深い充実したデッサンです。

画面周辺のトーンが暗くなっているのは、鉛筆でつけた色なのでしょうか、写真撮影時の周辺光量落ちで画像として暗くなっているのでしょうか。画像からは正確に判別できませんが、これが一定の効果を生んでいることも確かです。
壁に手をかざしたような空気感が魅力的です。うっすらとデリケートに映る親指の影、その奥行き感がとても感じの良い空間を描き出しています。

その一方で、まんべんなく周囲についているやや暗い調子が、壁としての位置感や平面としての形を曖昧なものにしてしまっています。つまり、親指周辺などでは、しっかりとした壁と手との関係が具体的に感じられるのですが、その他のところはまったく違う関係で出来た空間のように感じてしまいます。壁が途中で消えてしまうような違和感が付きまとってしまうのです。
そういったところは「形になっていない調子」などと言われ、鉛筆のトーンが、単なる汚れのように見えてしまうことがあります。

指の関節のしわ・表情なども丁寧に描き込んでいて、なかなか良いのですが、指の付け根周辺、指の厚み・手のひらの厚みを感じさせる部分の描写と、骨格の確かさに、少々物足りないものがあるように思います。
そのような、厚みに関わる輪郭部分の描写法が、擦ってぼかしたような調子による表現に偏りすぎていることもその一因となっているのではないでしょうか。

このような、水彩紙のような荒目の表面の画用紙を使用した時の効果的な技法のひとつではありますし、それを非常にうまく使っていると思いますが、ワンパターンにならないように気をつけて、描いていくと良いと思います。
また、硬めの鉛筆を中心に使用したほうが効果的だろうと思われます。

非常に感覚の良い、レベルの高い作品だと思います。
次回作が楽しみです。きたしてお待ちしています。(U)

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投稿者:natsu
投稿日:2008/07/28

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こんにちは。入門コース途中ですが、今の時点でのデッサンを見て頂きたくて投稿させて頂きました。講評よろしくお願いします。

ほぼ実寸で描いたものを少し縮小しました。
(手の柔らかい表情を出したいのですが、上手くいきませんでした。これから徐々に学んでいきます。)

鉛筆はH,HB,Bを使ったのですが、手を描く場合もう少し幅広く使ったほうが良いでしょうか?

講師より 講評日:2008/08/05

すっきりと整ったデッサンです。
デッサンというにはややあっさりしすぎてはいますが、ポイントを明確に抑えたシャープな仕事はなかなかきれいで、好感が持てます。

手のポーズも、自然でありながらそれなりの変化と見所が設定されていて、端正な仕事振りと合わせて、センスの良さを感じさせてくれます。
しかし、このあっさりとした全体感の中では、がんばって描いたところ(手数の多いところ)が、そのまま画面の中の黒い調子・アクセントになってしまっているので、細部の明暗や影の出来方・色の濃淡などが、かえってごっちゃに見えてしまいます。また逆に、明るいところの形がまったく抜けてしまっていて形のつながりが途切れてしまっています。
例えば、画面右下の手のひらから手首にかけての部分は、ボリューム感や肉付き・そのつながりがきちんと見えてこないために、手の形全体のゆがみとなってしまっています。
また、中指・薬指・小指の、他の指や手のひらと重なって見えている指の輪郭部分は、そのかたちを描き分けるために、他の線よりもやや強め(濃いめ)に描かれていますが、それぞれの距離など関わりを丁寧に描写しきれていないために、(その割りに輪郭線は黒々と描かれてしまっているので)黒い調子が指同士の接点に出来る影のようにも見えてしまうので、必要以上に指同士や手のひらと距離が近く、くっついているように感じます。
その結果、指全体の形が歪んで見えたり、これもまた手の形全体のゆがみ・違和感につながっています。

しかしそのいずれも、作業量の少ないこの作品に、さらに仕事を加えて描き込んでいくことで、意外と簡単にクリアできるのではないかと思います。ご質問の使用する鉛筆の幅についても、ここまでの作業で終わってしまうのなら幅を広げることの意味はあまり無いといえますが、この先の描き込む仕事の中では、必要に迫られて自然と使う鉛筆の幅が広がっていくことでしょう。

このままで終わってしまっては、もったいないですし、何よりも「これから本番」というところの手前の状態でもありますので、ぜひこの作品に描き加えてある程度の密度・完成度を出して欲しいと思います。
ここまでの制作時間は1時間程度だろうと思いますが、最低でも5・6時間は集中して(ここまでの仕事の数倍の仕事量を)描きこんでください。多少黒々とした感じになっても、あきらめずにじっくりと仕事を重ねていきましょう。

描き加えたこの作品の再投稿を期待しています。(U)

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投稿者:akimasa
投稿日:2008/07/27

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また投稿させて頂きます。
今回はサイズはB4で製作時間6時間ほどです。
前回のご講評にもありました全体感を意識してみたのですが、書込み過ぎでトーンが全体的に暗くなってしまった感が否めません。
ご講評のほどよろしくお願いいたします。

講師より 講評日:2008/08/05

充実した仕事量のデッサンです。
ただ、コメントにもあるように、やや調子が均等にカブリ気味なので、全体的にメリハリの無い調子になってしまい、それが「暗さ」にも感じられてしまいます。

制作に使用している鉛筆の硬さの範囲はどれくらいなのでしょうか?
作品から見るとHB〜2Bあたりの鉛筆のみで描いているように見えてしまうのですが、実際にはもう少し幅広く使っていらっしゃるのでしょうか?
もし、使用する鉛筆の範囲が狭いようであれば、もう少し硬さの幅を広げてみましょう。せめて、3Hから3Bくらいまでを使って描くことを試みてください。
また、すでに幅広く使用されているということでしたら、筆圧(鉛筆を紙に押し付ける強さ)が適切でない可能性もあります。鉛筆の硬さによって、その色のつき方が違うのが当然なのですが、無意識に筆圧や鉛筆が紙に触れる部分を調整してしまって、その結果、どの鉛筆を使っても同じような濃さになってしまって単調な・カブッたような調子になってしまうということがあります。

これらはまず、鉛筆の性能をきちんと把握するための作業をしておく必要があります。例えば4H・2H・HB・2B・4Bなどそれぞれに白(紙のまま)から黒(真っ黒)まで、10段階程度の諧調(グラデーション)を面としてしっかり塗ってみましょう。グレートーンの色見本を作るような要領です。
これは、鉛筆のそれぞれの硬さの持つ基本的な色味や質感を確認する仕事ではありますが、一方でデッサン力の違いが意外とはっきり出てくる作業です。つまりそれは、デッサンというのは輪郭的な形を捉えるだけでなく、調子のボキャブラリーをたくさん持っていて、それが使いこなせるということが非常に重要な要素であるというこということを示していると思います。
ですから、面倒なようでもグラデーション作成などは、年に一度くらいはやってみるべきだと思います。以前のものと比較してみると、それだけでもデッサン力の向上が見えてくると思います。

この作品では、そのようなことをベースにした的確な調子の配分・質や光の状況に応じた使い分け等が出来るようになると、もっと引き締まったデッサンになります。また、それに伴って、いわゆる立体感や奥行き・皮膚の材質感などもより現実感のある描写となってくるでしょう。がんばってください。

次回作は、手首周りの描写・腕の描写にも気を配って見ましょう。(U)

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投稿者:akimasa
投稿日:2008/07/22

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いつもご丁寧な講評有り難うございます。
今回はサイズB4で製作時間は5時間ほどです。
やはり手首にかけての繋がりが不自然な感じです。
ご講評お願い致します。

講師より 講評日:2008/07/25

新たなチャレンジを試みたデッサンですね。鉛筆の調子もノッてきていますし、なかなかの力作だと思います。

このデッサンで、まず気になるのが「奥行き」です。
例えば手首の位置と、親指以外の4本の指の付け根部分との距離は(要は掌の縦の長さということですが)、約10センチ程度の距離があるだろうと思いますが、画面からはそれがあまり感じられません。本当はその程度の前後の距離(奥行き)があるのにもかかわらず、ほぼ同じ位置感に(奥行きの差が無く)見えてしまいます。
それゆえに、妙に寸詰まりの、縦に短い手のひらであるかのように感じます。
人差し指・中指・薬指の曲がっている形も同様に、短い指に見えてしまっています。

これを正確なデッサンへとステップアップさせていくためには、輪郭線の表情と形の関連や面の方向性、骨格を含めた構造感の把握など、いくつかクリアしていかなくてはいけない課題があります。
しかし、何よりもまず、全体の形イメージを捉えることが大切です。
どんなポーズ・どんな形になっているかということを客観的に、また身体感覚的にしっかり把握する努力と工夫をしてみましょう。

まずは、手から腕までの描く対象全体をいろんな方向から眺めてみましょう。ある一点に注目しながら、手を見る角度やポーズを変えてみることで「ここの形をこっちからみると、こんなふうに見えるのかぁ」といったことから、形への理解が深まるだろうと思います。
製図の手法で三面図というのがありますが、ご存知でしょうか?
同じ形態を上面、正面、側面から描いて、その3つの図面の主な対応ポイントを点線で結んだ、3図面が一組になったものです。
デッサンをするときは時々この三面図のことを思い出して、上から見たらどう見えるか、横から見たらどうか、など、ちょっと冷静に観察・検証してみると良いと思います。

また、この作品のようなポーズの場合なら、手首をもっと全力で曲げてみてください。どこかが痛かったり辛かったりしますね?!動きによってどこの筋肉がどのように使われているのかがイメージできると思います。また、どうしても曲げられない方向があることでしょう。それが骨格の構造を実感させてくれます。さらに「この辺はもっと引っ張られる感じがするから、緊張感のある表情を強調してみよう」といったような、描写のポイントも見えてくるでしょう。

画面の奥行き・前後の距離関係の把握というのは、結構難易度の高いポイントだと思います。最初のうちは、極端に正面向きになる(奥行きが出せないと形が捉えられない)ような構図は避けて、例えば今回の作品の小指部分のように、やや斜め向きから見た角度が多くなるような構図に設定するように心がけて、徐々に真正面からのデッサンにも挑戦する、といったやり方の方が良いかもしれませんね。それと合わせてライティング・光の方向やあたり方にも工夫を加えてみると良いでしょう。

小指から手首にかけての輪郭付近の描写はなかなか良いと思います。
手のひらの真ん中が異常に黒くへこんでいる感じがしてしまうのが全体の邪魔をしている面もあるように思います。

次回作も楽しみにしております。がんばってください!(U)


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