新聞を持った自画像
自由課題製作
基本的なデッサン力(形態の把握、材質感の描写、構図・構成、など)が、身についていると思われる人を対象としたコースです。
2つの課題傾向(ルーム)を柱として、それぞれのモチーフ設定の自由度を高めた内容になっています。
じっくりと制作していただき、より充実した作品制作に向けてのアドバイスをおこなっていきます。
課題グループ
1:静物課題…卓上モチーフ(自由に設定、室内風景(部屋の片隅など))
2:人物課題…手を描く、自画像を描く、モデルを描く
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展開05-B-2
新聞を持った自画像
新聞を持った自画像を描きます。
新聞紙の扱いは自由です。どのように新聞紙を扱うか、自画像とどのように関係を持たせるかなど、画面構成を良く考えて制作してください。また、背景の描写にも積極的に取り組んで欲しいものです。
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2008/08/31 23:55までメンテナンスのため、投稿できません。
投稿者:golgo13 |
投稿日:2006/12/19 |

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「新聞紙を持つ自画像」に求められていることは非常に高度なことであると、前回認識いたしました。気になる部分もありますが、投稿します。よろしくお願いいたします。 |
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講評日:2006/12/20 |
前回とほぼ同じ道具立てでの構成になっています。それだけに前作との比較がしやすいという利点もあります。
画像がややブルーがかって見えるのは写真のせいでしょうか?青系の色相に軸足を置いたグレートンで描かれているのでしょうか?そのあたりが分かりにくいのが残念です。おそらくは写真の発色、コントラストのせいではないかとは思いますが、全体にブル−がかぶっているように見えてしまうので、少々コントラストが低めというか、トーンに「ヌケ・しまり」に欠ける感じを受けてしまいます。もったいないところです。
前作よりも、新聞紙を強調して画面中央付近に真正面に配置しています。それによって新聞記事などが、それと理解しやすいように描きこまれ、新聞紙の説明としては分かりやすくなっています。文字や画像といった要素も盛り込まれ、画面に変化を与えています。斜めに傾けられた持ち方など、直線的な要素を主にした画面構成との相性も決して悪くはありません。
しかし、新聞紙を画面構成の中にどのように活かしていくかといった視点からは、まだ物足りない、おとなしい感じがしてしまいます。人物(自画像)がどういう持ち方で新聞を持っているか、という人物画に添える小物の配置の仕方といった枠の中でのみ発想するのではなく、時には新聞紙が画面の大半を占める中に自画像が配置されているなど、面積比的にも主客逆転するような構成を考えてみてはいかがでしょうか。もちろん、そうしなければいけない訳でも、そちらの方が構成として絶対に優れているという訳でもありません。あくまでも従来の発想の枠組みをはみ出してみる事も大切だということを言っているに過ぎません。
「神田日勝」という画家の作品に、部屋中(壁にも床にも)に隙間無く新聞紙を敷き詰めた中でうずくまる自画像があります。新聞紙を「持って」はいないのですが、思い切った扱いをした作品の一例として挙げておきます。
描写については、さすがに手堅い感じで特に問題はないと思います。
ただ、指の形が不自然になっている点と、顔面の明部のタッチが、形になじみきっておらずレモンパックでもしているかのようにデコボコした感じに見えるのは気になります。また、フリースの上着?の腕の部分だけが他の部分とは材質感が違っているように見えるのも目立ちます。いずれも、ひと筆足りないといった感じで、もうひと仕事をして欲しいところです。
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投稿者:golgo13 |
投稿日:2006/11/14 |

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いつもお世話になっています。客観的に講評してくださるので、とても勉強になります。
さて、今回は新聞紙を持つ自画像に挑戦しました。12号Fで油彩です。バックも描きましたが、もうちょっと工夫した方が良さそうです。人物右側は壁、左側に廊下への入り口、そこに薄い織物が下がっています。言葉で説明するところがもうすでに駄目ですね(笑)。
写真はちょっとピントが合っていないようです。
よろしくお願いいたします。 |
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講評日:2006/11/15 |
具体的な背景が画面に入ってきましたね。新たな試みが良いと思います。何も具体物が描かれていない背景と比べると、画面の構成要素が増えてきますし、情景豊かな表現をしやすい面があって、また別の楽しさがあるものです。
「具体的な背景」とはいっても特に説明的になる必要はありません。必ずしも何が描かれているかといった「もの」が説明されていなくてもかまいません。そういった意味でも直線的な、奥行きを感じる画面を分割する線的な要素、面のリズムが面白い効果を出していて、なかなかの作品に仕上がっていると思います。
この[新聞紙を持った自画像]という課題の画像は、意図的に何の変哲もない持ち方で撮影しています。それは、新聞紙という日常的であり身近なものが、自画像とどう絡んでくるか、どのような要素を画面構成に活かしていくか、などを先入観を持たずに発想してもらいたいとの思いからです。
残念ながらこの作品の中では、新聞紙はあまり効果的に使われていないように思います。新聞紙が関わってきているからこそおもしろい、新聞紙がこんな風に扱われるなんて驚いた、あまり目立たないけど新聞紙が情景をより豊かに感じさせてくれる、など積極的にポイントとして画面構成に参加させてみましょう。
新聞紙=紙、文字、色、質、大きい、折る、切る、丸める、貼る、敷く、日付、広告、写真・・・・・いろいろな要素を楽しみながら、自画像(人物)と関わりを持たせ、画面に加えてみましょう。結構奥が深いものが見えてくるのではないでしょうか。
最後になりましたが、作品の中で気になる点です。手の形・描写、上半身がやや短い、右腕と壁との関係がわかりにくい、上着の質感。でも、12号という比較的小さめな画面でこのスケール感はさすがです!
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