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投稿者:akihy1968 |
投稿日:2007/01/05 |
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いつもありがとうございます。使い古しの硬式テニスボールをモチーフにしました。形状と質感に注意して書いたつもりです。気持ち的にはもう少し細目のタッチにしたかったのですが、描いてみるとこんなもんかなとも思います・・また、陰影については強調しすぎのような気もしています。
ご講評、何卒よろしくお願いします。 |
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講評日:2007/01/10 |
非常に描写性の高い、集中力のある作品です。あまりの密度の高い描き込みによって、ボールが何か得体の知れない物体に変容していくようで、或る意味、シュールリアリズム的なイメージとも言えるかもしれません。しかし、作品として捉えれば、僕個人としては非常に興味深いと思っていますが、デッサンの基礎を指導するこのサイトの本義に戻れば、物の基本的なあり方が捉え切れていないと言わざるをえません。つまり、デッサンの基本は世界を造形的に解釈すること、すなわち雑多で支離滅裂な細部で成る世界を造形的な美しさのもとで再構成していくことにあるので、アップされたデッサンに沿って端的に指摘すれば、ボールの質感(=細部)があまりに強調されすぎてしまっていて、造形的な美しさを構成するはずの立体性、空間性が不十分であるということです。デッサンの基本に沿って留意事項を下にまとめます。
1)球体の立体性を面の展開で理解する。
球体を地球儀に見たて南北の極を結ぶ軸、赤道にあたる外周円を想定します。そして軸を中心に緯線と経線が面の展開となることが理解されるでしょう。この基本的な構造をまず頭で理解して、ボールを観察すれば、実際にその構造の通り、面が展開されていることが分かります。それが「世界を造形美において解釈する」と言うことで、それをまず表現することがデッサンにおいては重要となるのです。
2)球体の立体性を崩さない程度の質感表現
デッサンの最重要目的は立体、空間表現です。質感が強調されすぎて、立体感が損なわれてしまうのは本末転倒なのです。立体に沿って、質感表現も整理されるべきで、例えば、アップされているデッサンは均質にボール表面が描かれていますが、もう少し省略することが必要に成ってくるでしょう。立体性、空間性を表現することがデッサンの第一義なので、細部表現には注意が必要です。
細部、質感を描きすぎることで造形美を壊してしまうことは多々ありますし、逆に歴史的にはその造形美とは異質の美しさを求めるために、敢えて細部表現にこだわっていく考え方もあります。ただ、造形美を構成することができる力は、そういった過剰な細部表現を考えるためにも必要なので、まずは、基礎的なトレーニングを研鑽されてから、過剰な細部で構成される新しい美しさへの思考を開始していくのがいいと思います。
評価は、作品としては星4つあげたいところですが、デッサンの造形美と言う基準に沿ってつけました。
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ボール
規定課題製作
このコースでは、基本形態を描くことを中心にデッサンの初歩を学びます。デッサン初心者が気軽に参加でき、経験者が基本を徹底したい場合にも適したコースです。
ある程度、形を捉えることができるようになれば、これが描く自信と喜びにつながり、質感や量感の表現、構図へと発展します。そしてなにより絵としての魅力が生まれてきます。
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入門03
ボール
球形のものを描きます.まず輪郭である正円の形をしっかりと測って正確に描きます。次にそれを地球儀に見たて南北の極を結ぶ軸、赤道にあたる外周円を想定し、タッチを面に沿って描いていきます。
ボールの文字や縫い目はあくまでも球面に添うよう注意します.
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2009/01/10 09:00までメンテナンスのため、投稿できません。
投稿者:kusattakyarameru |
投稿日:2008/11/16 |

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高校受験でデッサンあるので心配で...
美術の先生にもダメだしをいっぱいされました
美術部じゃなかったのでその分不利なってしまうのでどうにかして上手く描けるようになりたくて
デッサンをしはじめて3回目のデッサンです |
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講評日:2008/12/03 |
kusattakyarameruさん、お待たせ致しました。
筆者自身も受験時代、担当の先生からたくさんダメだしをもらいました。私があまりにもヘタで、先生から「元気がよくて男の子らしいデッサンだ」としか、ほめられた記憶がありません。kusattakyarameruさん、めげずに楽しく描いていきましょう!
まずは、良かった点から。光が右斜め上から来ているのがわかります。そして球体らしい、表面が丸みをおびた形態や量感も描けています。回り込むところも簡単に輪郭線を描くだけでなく、丁寧に陰をつけながら、形を追いかけているところがところも良いです。
惜しいのは床と球体の接するところが強くなりすぎた点と、床からの反射光を観察してほしい点です。添付画像をご覧下さい。
ここで特に注目してもらいたいところは、Bの「陰の稜線」と呼ばれるところの位置です。kusattakyarameruさんの陰は、まだ球体の稜線の位置がわかりづらく、表面の形に沿っていません。きれいな球体曲面であれば、稜線の陰はもっと内側のところに分布するはずです。
そして、Cの反射光。改めて観察すると、床からの光の反射をひろって陰の中にも柔らかい光のような調子があるのがわかりますか?そこも表現することで、より球体としての量感が表現できます。
最後にもし余裕があれば、球体の何の素材でできているかの「質感」が描けるようにがんばって下さい。また球体を描く機会があれば「ボール」をお進めします。
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投稿者:Sorako |
投稿日:2008/10/28 |

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いつもお世話になります。
うちにあった子供用のゴムボールを描きましたが、こんなボールでもよかったでしょうか?
丸く描くのは大変で、時間ばかりが過ぎてしまいました。上と右には反射している部分がありますが、反射と分かるでしょうか。
講評をよろしくお願いします。 |
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講評日:2008/11/17 |
Sorakoさん、こんにちは。
ゴムボールでも全然構いません。むしろ、ふだん使っているものの方が愛着があるため、良いデッサンになります。身の回りのものをこれからも描いて下さい。
さて、デッサンですが、とてもきめの細かい鉛筆のタッチで逆光の調子を丹念に描いているのが印象的です。ゴムボールの細い継ぎ目や空気穴(?)まで描き切ったのは脱帽です。ある種の雰囲気まで備えているこのデッサンは、鉛筆だけでも充分作品足らしめることが出来ることを伝えています。
今後暫くこのようなスタンスで描いていっても宜しいかと思いますが、ひとつアドバイスを付け加えるなら、たくさんの鉛筆の種類を使うことによる調子の豊かさや、筆圧などによる調子の質の多様性を探求してみてはいかがでしょうか?
例えば、Sorakoさんのボールは光と陰影の織りなす調子は、確かに美しいのですが、ボールの「弾む感じ」がやや物足りません。この改善点は、もう少し調子の移り変わり(特に光っているところ)の陰影の差をはっきりさせることと、鉛筆の調子を一旦描いた後、練り消しゴムで押さえたり擦り込んだりすることによる調子で、あらたな「表現」として使うなどがあげられます。
それらを駆使してあらたなデッサン=モノのみえかたを見せて下さい。
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投稿者:ei |
投稿日:2008/10/27 |

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前回にご指導いただいたことに気をつけて、
再度テニスボールを描いてみました。
お願いいたします。 |
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講評日:2008/11/17 |
eiさん、こんにちは。
前回のデッサンと比較してボールの弾力感や硬さが出てきました。また、床の影も鉛筆のタッチをスムースに入れることでボールの球体と床面の平らな形態の比較が表現されかかっています。努力の跡が伺えます。
ただし、球体内の調子の移り変わりの分布がまだ一定ではありません。球体や円柱、円錐の曲面は直方体などと違って、微妙に変化していきながらも、形態がわかる調子のつきかたになっています。この場合では、中央やや左の「5」の数字辺りから地球の北極、南極に向かってそれぞれ曲面に回り込みながら陰がついています。
eiさんの作品は陰の分布が凸凹しています。多分、質感表現をしていった時、細かい描写にを追うあまり、分布が崩れてしまったのでしょう。こんな時は目を細めてみることで描いた陰のバランスが正しいかどうか、みることができます。「よくみる」とは「細かくみる」だけでなく「漠然と」みることも含んでいます。
次回は、違うモチーフで描くことをお勧めします。様々なモチーフを描くことでデッサン力はついていきます。楽しんで頑張って下さい。
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投稿者:santa21 |
投稿日:2008/10/26 |

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いつも丁寧な好評ありがとうございます。
今回は前回までと違い、テニスボールの質感の表現に苦労しました。また、球体の光の当たり方での明暗の違いが縫い目(S字)や影の場所の違いも含めて難しいなと思いました。
よろしくお願いします。 |
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講評日:2008/11/08 |
santa21さん
硬式テニスボールはとても難しいですね。特に黄色の蛍光色は陰が分かりづらく、上級者でも苦労するモチーフです。
さて、santa21さんのデッサンはコメントにあるところはご苦労されただけあって、とても丁寧に描かれていて良いです。面的な細かいタッチを利用してモコモコ感を描いていたり、縫い目のところは溝の陰影の違いやロゴの形の回り込みのところまでおろそかにしないで表現しているところは、「何とかしてやろう」という気持ちまで伝わってきます。
ただその分、表面に目がいってしまったためでしょうか、ボールとしてのコロンとした球体感やボールと床との関わりが弱くなってしまったようです。例えばボールの中にある陰の調子はもう少し幅があります。強い調子がさらに中心付近の稜線にあるとよいです。それと、ボール中下部にある白い反射光(?)はさすがに強すぎます。この上からワントーン調子を被せて下さい。こんな時は目を細めてみると調子のバランスを確認することができるのでお試し下さい。
最後にボールと床に関してですが、床の影は、光とは反対方向にボールの形をそこに投影しながら、接点に近いほど濃く、離れるほど薄くなっています。santa21さんの投影された形は、少しいびつです。また、床の影は調子の差が極端に強くなっているので、少し段階をつけて変化していくとよいでしょう。
次回も楽しみにしています。
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投稿者:maa |
投稿日:2008/10/24 |

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前回は講評ありがとうございました。
テニスボール(2回目)を投稿します。
アドバイスいただいたとおり、使う鉛筆の種類を増やして
明るい部分と暗い部分のバランスを見ながら描いたつもりですが、
表現できていますでしょうか?
よろしくお願い致します。 |
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講評日:2008/11/08 |
maaさん
前回のボールの時よりも、硬式テニスボールの特徴である、繊維の質感が丁寧に表現されています。また、光の方向も右からに変えたりと、工夫の跡が伺えます。これはとても良いことです。いつも同じ設定で描くのでなく、様々な視点でみることでモチーフの本質が捉えられます。鉛筆の種類も変えることで、存在感は出てきましたが、形態における光と陰の位置がもうひとつ曖昧なので陰ではなく、汚れにみえてしまっているのが惜しい。横からの光の場合は添付画像にあるように、調子が強いところは球体の中心よりやや外よりのところになります。ご参照下さい。
それと、鉛筆の種類だけでなく、陰の反射光などは調子をつけてから鉛筆の粒子を紙に擦り込むなどをすることで、さらに調子の幅が広がります。
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