
第4回 2005/09/06
短期大学部 美術学科(洋画)
短期大学部長 黒川彰夫
デッサンの基本的な考え方
作品作りには、まず何をどんなふうに表現するかを決めなければなりません。
その第一歩として、デッサン(描くこと)が必要になります。自分の考えているものを形に表さなくてはなりません。その一つの訓練として、対象物を見て描くという方法があります。まず見たものを正確に描くところから始めれば、自分の表現したいものを自由に、形に置き換えることができる様になるのです。対象物を描くことは、その対象物の持っている特徴をよく把握することが重要になります。対象物はどのような形体に属するのか考えて下さい。ものの形は、正方形、長方形、三角形、円、円柱、円錐などと言う基本的な形が集まって形成されていることに注目して下さい。そのことをよく理解すれば、対象物の形は、以外に簡単に把握することが出来ます。ものの形は上記の形が組み合わされて形成されています。例えば、ビン、コップなどは円柱として、布は厚みの薄い立方体か直方体として、果物、野菜などは円柱、直方体の組み合わされたもの、又は、ブドウなどのように小さな円が集まり円錐を形成するという外形的な形の特徴を理解することです。この見方を身に付ければ、どんな対象物でも、どんな形が組み合わされて形成されているのかが見えてきます。
この論理で全ての対象物を観察してみて下さい。静物、人物、風景などは色々な形の組み合わせで形成されていることが見えてきます。その組み合わされた形態を描くことで、対象物の外形が描けるようになります。後はその外形を壊さないように細部を表現していきます、その時に大切なことは平面に見えるものはあくまでも平面に、立体に見えるものは立体に見えるように描くことです。
ものを把握する基本が身につけば、後は数を描き経験を沢山積むことで自分の考えている事が自由に表現できることになります。広く考えれば、デッサン力という事は、ものの形を正確に描くだけでなく全体の構成を考えうまく画面のバランスをとるということに繋がっていきます。そして、明暗、色彩、線の強弱が自然と表現されていくことになります。先ず自分の目を信じ描くことから始めてください。
現在の作品投稿インターバル
- 入門コース 3日間 (本日投稿の場合、次回投稿2008月11月25日より可能です。)
- 実践コース 3日間 (本日投稿の場合、次回投稿2008月11月25日より可能です。)
- 展開コース 5日間 (本日投稿の場合、次回投稿2008月11月27日より可能です。)












